日本特有の新旧の組み合わせに期待|CNN Will Ripley氏

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CNNが日本の最先端技術に関する特別番組「ON JAPAN」の放送を開始したが、インバウンドナビでは当番組のホストであるウィル・リプリー(Will Ripley)特派員へのインタビューを実施した。

CNN特派員のウィルリプリー氏

ウィル・リプリー氏

 – 日本の最先端技術を取材した感想

テクノロジーの将来は今後とても期待できるが、その中でも日本のイノベーターは重大な役割を果たすと思う。彼らの技術には深く感動した。例えばバーチャルリアリティの分野では、プロジェクション型ホログラフィック技術を使って、実物がないのに、実際に触っている感覚を味わえた。これは私にとって革命的だった。いつの日か電話を実際に持たなくてもダイヤルを押してコールしたり、パソコンに触れなくとも文字がタイプできたりする未来が来るかもしれないのだから。これは夢にも思っていなかったこと。あと、輸送技術はリニアモーターカーがすごいスピードだったし、スポーツ分野でも選手の潜在能力を引き出すような技術は素晴らしいと思った。

 – 歴史伝統ある日本と、先進的なハイテク面がある日本に対する印象

訪日外国人観光客にとって、伝統的な日本の非ハイテクな側面は大変魅力的だと思う。日本では一回の旅行で、何世紀も前のとても古いお城に入れる一方、VRアーケードのように未来の遊び方を垣間見れるようなアトラクションも体験できる。こういった日本特有の「新旧」の組み合わせは、日本に遊びに来る人にとって、とても興味深い。日本は旅行地として元々有名だったが、2020年の東京オリンピックの影響で更に人気が加速している。それに合わせ、日本の大きな都市はどんどん外国人フレンドリーになっている印象がある。例えば電車内やホームでは英語表記を沢山見かけるし、英語のアナウンスも多数ある。また、街中では英語が話せて実際に道案内までできる人も増えている。今後はアメリカのみならず、英語を話せるラテンアメリカやヨーロッパからの観光客にとっても、訪れやすい国となりそうだ。ちなみに、日本は海外から見るとまだまだ未知の世界。例えば私が日本に移り住むことを友人に話したところ、私が知っている人の中で日本に行ったことがある人は誰もいなかった。それでも皆、私が経験・発見したことを興味深々で聞いてくれる。このことからもわかるように、日本はみんなが「一度は行ってみたい国リスト」に入っている。今後のインバウンド市場にはまだまだ期待できるのではないか。

– 外国人(アメリカ人)として見た際の、日本のインバウンド市場全体に対する印象

外国人である私から見た日本のインバウンド市場に関してまず思うことは、東京などの大都市は外国人観光客への対応に慣れていると思う。しかし、大都市から離れてしまうと、日本語を上手に話せない外国人にとっては少し巡りずらいかもしれない。これは日本と外国人観光客の双方にとって、非常にもったいないと思う。日本は小さな田舎町の整備されていないところにこそ、とても美しい景色が沢山あり、まさに自然が作り上げた素晴らしい地形が広がっているから。なので、もしこういった都会から離れた場所の旅館などがもっと外国人観光客への効果的な対応方法を取り入れられたら、日本のインバウンド市場はもっと拡大していくと思う。ですので、インバウンド市場の「課題」というより、「挑戦」と言った方がしっくりきますが、挑戦としては、「日本をよりインターナショナルな国にする」ということだと思う。インバウンド市場をもっと活性化するには、日本が持つ全ての魅力を余すところなく伝える必要があり、観光客に人気の場所のみで外国人対応をするのではなく、日本全体で取り組む必要があると思う。

– お気に入りの日本の観光スポットやいってみたい場所など

私が一番好きな場所は、京都。最近では、母を連れて3日間みっちり観光をしたが、1日中出歩いていてもまだ全てを見切れなかった。京都の美しさや歴史など、観光客が体験できることの多さがとても気に入った。将来的には、スキーシーズンの北海道に行ってみたい。私が最初に札幌に移り住んだ秋に札幌と小樽を見てまわったが、また本格的な冬が来たら、雪や雪像を見に北海道に行きたい。

取材後記

あらゆる統計データから日本のインバウンド市場が大都市を含む一部の地域に偏っていることが確認できるが、実際に外国人の視点(プロのリポーターではあるが)から見た際も同じ印象であることが確認できるインタビューだった。しかしながら、ウィル氏がいう「日本特有の新旧の組み合わせ」は大都市だけのものではなく、むしろ未発掘の地方にこそ手つかずの日本がある。大都市や近隣都市とタッグを組むことで、「新旧の組み合わせ」を提供する体験ツアーも組成できるだろう。訪日外国人にとっての「ギャップの体験」を提供できる土壌が日本にはある。

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