株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:橋本 光伸、以下 ネオマーケティング)は5月21日、「台湾人の訪日観光に関する調査」の結果を発表した。
本調査はネオマーケティングが台湾の調査会社「創市際市場研究顧問股份有限公司」との提携のもと、台湾の訪日経験者400人を対象にして行ったアンケートを集計したものである。
調査期間:2019 年1月30日(水)から2月1日(金)
調査方法:WEBアンケート
調査対象:台湾在住の20歳~59歳の男女400名
Contents
調査結果の概要
① 訪日観光の回数
日本への旅行の回数は「5回以上」が31.5%と最も高く、リピーターが多いことがわかった。また旅行のタイプは添乗員がつくパッケージプランが75.5%と最も多かったが、個人旅行を選択する層は訪日回数の割合が相対的に高いことも明らかになった。
② 訪日観光の目的
訪日観光の目的は1位が「風景・景色の観光(91.8%)」、2位が「飲食(75.8%)」、3位が「ショッピング(64.5%)」、4位が「遊園地等のレジャー施設の利用(46.3%)」、5位が「温泉(43.3%)」という結果だった。
性別や世代を問わず風景や景色の観光は訪日の最も大きな目的となっている。
③ 訪日観光の満足度
訪日観光の満足度への回答では、「清潔感」が最も高く、次いで「風景や景色」、「グルメ」、「治安」、「ショッピング」の順となった。一方で「歌舞伎や相撲などの日本独自文化」といった、日本ならではの観光資源に対する満足度は相対的に低かった。
④ 日本の好意度と日本への旅行の推奨度
日本への好感度では「とても好き」が36.0%、「好き」が50%と8割以上が一定の好感度を示している。
訪日旅行への推奨度も10点満点中8点以上が全体の77.6%を占めた。
⑤ 日本について魅力を感じる点
日本に関する魅力では、「風景や景色」と「グルメ」が75.0%で1位。次いで「清潔感」が62.5%と高く、満足度と同じく清潔感を魅力に感じる観光客が多かった。
⑥ 訪問した観光地
訪問した地域に目を移すと「関東」と「近畿」が60%以上と最も高かった。対して「四国」と「中国」は10%前後と低い水準になっている。
距離的に日本とも近く、訪日観光客も多い台湾人の動向には引き続き注目したい。