関西経済連合会は関西の主要鉄道事業者や新関西国際空港等と協力し、訪日外国人旅行者に向けた関西統一交通パス「KANSAI ONE PASS」を4月8日から試験的に販売する。関西地方への訪日外国人旅行者受入環境整備の一環としての取り組みになる。
KANSAI ONE PASSとは?
「KANSAI ONE PASS」はJR西日本の「ICOCA」をベースとしており、ICOCAやPiTaPaの利用可能エリアを1枚で周遊することができる上、約90箇所のショッピング・観光スポットで利用できる優待特典が付与されている。また、鉄道路線マップがついた利用ガイドも提供され、当ガイドには専用モバイルサイトへのQRコードが表示されている。専用モバイルサイトは、優待をうけられる店舗情報や観光情報サイトを英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語の4言語にて発信している。尚、KANSAI ONE PASSは販売価格3,000円で3万枚を発行する(デポジット500円含む)。
販売箇所やデザインについて
「KANSAI ONE PASS」販売箇所は関西空港駅や京阪神の主要駅等となっており、購入にはパスポートの提示が必要になる。カードには関西にゆかりのある手塚治虫氏のイラスト「鉄腕アトム」が採用されている。また、「はなやか関西」のシンボルマークも掲載される。尚、今回の「KANSAI ONE PASS」のワーキンググループメンバー企業は以下の通り。西日本旅客鉄道、阪神電気鉄道、阪急電鉄、京阪電気鉄道、近畿日本鉄道、南海電気鉄道、大阪市交通局、 神戸市交通局、京都市交通局、新関西国際空港 (オブザーバー)近畿運輸局、関西広域連合、関西地域振興財団 (事務局)関西経済連合会