観光庁は4日、訪日外国人旅行者を受け入れられる約320の医療機関をリスト化し、公開した。このリストは日本政府観光局(JNTO)のホームページ「JAPAN:the Official Guide」にて掲載されている。
今回の動きは「観光立国実現に向けたアクション・プログラム2015」に基づいて、外国人旅行者の安心・安全を確保するための受入環境整備の一環。各都道府県に選定を依頼したところ、約320の医療機関が選定された。これら選定医療機関は来年度以降も順次追加されていく予定。
当リストが掲載されているページには「体調が優れない時の為のガイド」(Guide for when you are feeling ill)として、日本での医療機関の制度や注意点、どのような症状の時にどの科目に行けば良いか、などが同様に掲載されている。
尚、今回のリストは「都道府県」「言語」「診療科目」によって絞り込むことが可能。例えば、長野県を旅行中の中国人観光客が風邪をひいたと想定して検索してみたところ、「Nagano」「Chinese」「Internal Medicine」での検索では5件の医療機関がヒットした。検索結果には医療機関の住所、地図、電話番号、ホームページ、医療科目、そして受付可能なクレジットカードの種別を表記している。
今後も訪日外国人旅行者に安心して日本を旅行してもらえるよう、当該リストの充実が期待される。