国土交通省は8月13日に庭園や植物園などを巡る「ガーデンツーリズム」を日本で広げるための支援を行うことを発表した。平成31年度に全国から約10地域を選ぶ方針でいる。ガーデンツーリズムの目的は訪日外国人旅行者を地方へ呼び込むことである。
ガーデンツーリズムは欧米では、観光客を誘致する手法として一般的。日本の庭園や盆栽は世界的にも人気が高く、観光ルート化を進めることで情報発信を強めようという考えだ。
共通コンセプトや周遊プランを決めるために、各地域で庭園などを管理する自治体や法人、個人に協議会を設けてもらい、案を募る予定。国土交通省は看板の多言語化や、施設のバリアフリー化にかかる費用の半分を補助する。加えて英国の庭園見学ガイドを参考に冊子を発行するほか、共通のホームページの作成も目指す。