観光庁は平成30年9月分の「主要旅行業者の旅行取扱状況速報」を11日14日に発表した。
日本人による「海外旅行」の総取扱額は約1905億円と前年同月比で2.7%増加した。台風21号により関西国際空港が一時閉鎖するなどの影響から募集型企画旅行の取扱いが減少したものの、受注型企画旅行(団体旅行)は取扱額が増えたことがその要因と予測される。
「外国人旅行(インバウンド向け旅行取り扱い)」にも北海道胆振東部地震などの天災の影響はあったものの、総取扱額は約185億円と前年同月比で11.5%増加。アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアからの個人旅行を中心に堅調な伸びを示している。
その一方で地震と台風の被害を受けた北海道・西日本方面の低調が響いたのか「国内旅行」の総取扱額は約2294億円と前年同月比で8.6%減少した。
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