インバウンドジャパン2017 インバウンド業界大型展示会が今年も開催!

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インバウンド市場に特化した大型B2B展示会「インバウンド・ジャパン」が今年も開催される(日経BP社主催)。今年は昨年以上のコンテンツをそろえつつ、更にインバウンド市場のトレンドにも即した内容に進化を遂げた展示会となっている。昨年同様に田村淳さんが来場した上で開催されるTV番組の公開収録や、世界遺産に決定した福岡県宗像・沖ノ島と関連遺産群の一連の動きについての舞台裏の話など、広く世間から注目される内容も揃っている。インバウンド業界関係者にとってはまさに必須のイベントとなっているインバウンドジャパン2017について、その特徴をまとめておこう。

[制作] インバウンドナビ企画広告制作部

インバウンド・ジャパン2017概要

展示会名 インバウンド・ジャパン2017(INBOUND JAPAN2017)
会期 2017年7月19日(水)~21日(金) 10:00~17:00
会場 東京ビッグサイト 西3・4ホール
主催 日経BP社
共催 ジャパンショッピングツーリズム協会
パートナー 日本航空、東日本旅客鉄道、三菱商事
後援 国土交通省観光庁、総務省、外務省、農林水産省、経済産業省
協力 日本経済新聞社、テレビ東京、BSジャパン

インバウンド市場特化型大型B2B展示会

このインバウンド・ジャパンは昨年に引き続き2回目の開催となるが、急拡大するインバウンド市場に特化した初の大型展示会として、昨年の第1回は業界の注目を大いに集めた。出展企業、並びに講師陣は業界を代表する企業・人物となっており、来場者の満足度も非常に高い展示会となっていた。今年も昨年に負けない規模での開催が予定されており、出展社数は120社を予定している。来場者数は昨年の約14,500人を上回る18,000人を予定しており、まさに名実共にインバウンド業界を代表するイベントとなる。また、今年は「ジャパンエクスペリエンス」を一つのテーマに、インバウンド市場においてもトレンドとなっている「コト消費」にスポットをあてた展示やセミナーなどが充実している。「インバウンドの今とその先へ」進むためのヒントをつかみに、是非会場に足を運ばれることをお勧めする。

インバウンド・ジャパン2017ヘッダー画像

100以上の展示と、多様な特別企画コーナーを用意

今年のインバウンドジャパンでは、出展製品・サービスを大きく「集客/マーケティング関連」「多言語対応/ランゲージ関連」「ICT関連」「インフラ/建物関連」「各種サービス」の5つの分類にて展示している。いずれの分類も、訪日外国人誘致には重要な内容となっており、まさに最先端の製品やサービスを閲覧・体験できる貴重な場となっている。無論、各展示ブースでは実際にサービスを体験したり、商談に入ることも可能になる為、自社の訪日外国人誘致に足らない点をその場で見つけ、実際に導入可否を検討までできるのが大型展示会の大きなメリットでもある。尚、来場者用のサイトにおいては、これらの分類での企業・サービス検索が可能となっている。

更に、インバウンドジャパン2017においては多様な特別企画コーナーも設置している。具体的には「越境ECパビリオン」「ニッポン”食”推進パビリオン」「ムスリムインバウンド&ハラールパビリオン」「訪日外国人向け観光メディア紹介コーナー」「”和”の空間演出パビリオン」の5つ。是非会場にてこれらの特別企画を体験していただきたい。

田村淳さんも来場!公開収録のテーマは「コト消費と越境EC」

昨年も多数のメディア取材が行われたが、その中でも「メディア連携」として注目を集めたビジネス情報番組「田村淳のBUSINESS BASIC」の公開収録が今年も実施される。当番組は「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんがMCを勤めており、BSジャパンにて毎週日曜23時に放送されている。今年は公開収録のテーマとして「コト消費と越境EC」を設定し、村山慶輔氏(やまとごころ 代表取締役兼、インバウンド戦略アドバイザー)、稲増佑子氏(TOKI 共同代表取締役)、そして佐藤丈彦氏(イーベイ・ジャパン 代表取締役社長) の3名が賢者として共演する予定となっている。現時点(7月12日)では若干の受講枠が残っているとのことなので、興味をお持ちの方は早めのご登録をお勧めする。

業界を代表する豪華スピーカー陣による講演はお見逃しなく!

キーノートスピーカー一覧

昨年に続き、今年も業界を代表する豪華スピーカー陣が日々講演やパネルディスカッションを実施する。テーマも「地方創生」「体験価値向上」「デジタル活用」などとまさに旬な内容となっており、いずれも見逃せないコンテンツとなっている。以下ではまず、業界を代表する方々によるキーノートをご紹介する。

 スピーカー タイトル
菅官房長官 内閣官房長官
菅 義偉 氏
「観光先進国」の実現に向けた政府の取組みについて
JAL大西氏 日本航空 取締役会長
大西 賢 氏
東北の地方創生、人流拡大に繋がるJALの骨太な社会的取り組み
 葦津 敬之 氏 宗像大社  宮司
葦津 敬之 氏
宗像の世界遺産への取り組み
 吉田 直史 氏 istyle China 董事長 兼 総経理
吉田 直史 氏
EC市場の成長著しい中国に挑むアイスタイルの越境EC戦略
 清野 智 氏 東日本旅客鉄道 取締役 会長
清野 智 氏

観光先進国実現に向けたJR東日本の取組~インバウンド4,000万人時代に向けて~

 山川 博功 氏 ビィ・フォアード 代表取締役
山川 博功 氏
海外輸出E-Commerce(越境EC)ダントツの日本企業~売れるまでの道のり
 山本 良一 氏 J.フロント リテイリング 代表執行役社長
山本 良一 氏
インバウンドの動向とJ.フロント リテイリングの取り組み
 牧野 友衛 氏 トリップアドバイザー 代表取締役
牧野 友衛 氏

世界中の旅行者にアプローチするには?トリップアドバイザーの口コミ活用について

大江 岳世志 氏 

ハウステンボス 変なホテル事業開発室 総支配人
大江 岳世志 氏

未来型サービス業の実験場 「変なホテル」での取り組みについて
 中村 好明 氏 ジャパンインバウンドソリューションズ 代表取締役社長 
中村 好明 氏
インバウンドの最新トレンドと未来予測
~訪日市場で成功するための戦略と戦術~
 大島 芳彦 氏 ブルースタジオ 専務取締役
大島 芳彦 氏
リノベーションによる地域価値の再生-人が主役の小さなまちづくり
平子 裕志 氏  全日本空輸 代表取締役社長
平子 裕志 氏
ANAグループが担う地方創生について
スピーカー タイトル

内閣官房長官
菅 義偉 氏
菅官房長官

「観光先進国」の実現に向けた政府の取組みについて
日本航空 取締役会長
大西 賢 氏
JAL大西氏
東北の地方創生、人流拡大に繋がるJALの骨太な社会的取り組み

宗像大社 宮司
葦津 敬之 氏

葦津 敬之 氏

宗像の世界遺産への取り組み

istyle China 董事長 兼 総経理
吉田 直史 氏

吉田 直史 氏

EC市場の成長著しい中国に挑むアイスタイルの越境EC戦略

東日本旅客鉄道 取締役 会長
清野 智 氏

清野 智 氏

観光先進国実現に向けたJR東日本の取組 ~インバウンド4,000万人時代に向けて~

ビィ・フォアード 代表取締役
山川 博功 氏

山川 博功 氏

海外輸出E-Commerce(越境EC)ダントツの日本企業
~売れるまでの道のり

J.フロント リテイリング 代表執行役社長
山本 良一 氏

山本 良一 氏

インバウンドの動向とJ.フロント リテイリングの取り組み

トリップアドバイザー 代表取締役
牧野 友衛 氏

牧野 友衛 氏

世界中の旅行者にアプローチするには?
トリップアドバイザーの口コミ活用について

ハウステンボス 変なホテル事業開発室 総支配人
大江 岳世志 氏

大江 岳世志 氏

未来型サービス業の実験場 「変なホテル」での取り組みについて

ジャパンインバウンドソリューションズ 代表取締役社長 
中村 好明 氏

中村 好明 氏

インバウンドの最新トレンドと未来予測
~訪日市場で成功するための戦略と戦術~

ブルースタジオ 専務取締役
大島 芳彦 氏

大島 芳彦 氏

 リノベーションによる地域価値の再生
-人が主役の小さなまちづくり

全日本空輸 代表取締役社長
平子 裕志 氏

平子 裕志 氏

ANAグループが担う地方創生について

各種キーノートと共に注目を集めるのが、特定のテーマにそってディスカッションなどが展開されるテーマセッションだ。非常に興味深い分野が勢ぞろいしており、これらも見逃せないコンテンツとなりそうである。

 セッション参加者 タイトル
アニメツーリズム協会事務局 
事務局次長 柿澤 史行 氏
アニメツーリズム実現のために

《パネリスト》
三条市長(新潟県)
國定 勇人 氏

高野町長(和歌山県)
平野 嘉也 氏

Airbnb Japan
公共政策担当部長
山本 美香 氏

Uber Japan
執行役員社長
高橋 正巳 氏

XPJP
代表取締役社長 エクスペリエンス・デザイナー
元気ジャパン
代表理事 ソーシャル・プロデューサー
渡邉 賢一 氏

《モデレータ》 
日経BP社
日経BP総研 社会インフラ研究所長
安達 功

2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合 特別セミナー 自治体の悩みを解決!全国自治体企画会議
出演者
【MC】ロンドンブーツ1号2号 田村 淳 氏
【解説】日経ビジネスベーシック 編集長 酒井 耕一
【進行】テレビ東京 アナウンサー 須黒 清華 氏
【賢者】
やまとごころ 代表取締役 兼 インバウンド戦略アドバイザー 村山 慶輔 氏
TOKI 共同代表取締役 稲増 佑子 氏
イーベイ・ジャパン 代表取締役社長 佐藤 丈彦 氏
BSジャパン「田村淳のBusiness Basic」公開収録 「ポスト爆買い」・・・インバウンド市場の今後のトレンド予測

《パネリスト》
ロイヤルホールディングス
代表取締役会長兼CEO
菊地 唯夫 氏

ワンダーテーブル
代表取締役社長
秋元 巳智雄 氏

力の源ホールディングス
代表取締役社長兼COO
清宮 俊之 氏

《モデレータ》 
日経BP
ビジネスメディア編集部長
戸田 顕司

外国人の「期待を超える!」 外食産業のインバウンド戦略

《パネリスト》
東京観光財団
専務理事
松本 泰之 氏

秋葉原観光推進協会
理事/事務局長
泉 登美雄 氏

《モデレータ》 
ジャパンショッピングツーリズム協会
専務理事
USPジャパン
代表取締役社長
新津 研一 氏

2020TOKYOに向けてショッピングツーリズムが果たす役割 ~顧客満足提供にむけた、情報発信・受入環境整備・コンテンツの価値向上のヒント~

《パネリスト》
福島県
観光交流局観光交流課
課長
吾妻 嘉博 氏

日本オラクル
専務執行役員
クラウド・アプリケーション事業統括 兼 クラウド・アプリケーション事業統括 マーケティングクラウド統括本部長
下垣 典弘 氏

《モデレータ》
XPJP
代表取締役社長 エクスペリエンス・デザイナー
元気ジャパン
代表理事 ソーシャル・プロデューサー
渡邉 賢一 氏

デジタル解析と外国人視点で高めるインバウンド力 ~Diamond Route Japan の事例より
スピーカー タイトル

アニメツーリズム協会事務局 
事務局次長 柿澤 史行 氏

アニメツーリズム実現のために

《パネリスト》
三条市長(新潟県)
國定 勇人 氏

高野町長(和歌山県)
平野 嘉也 氏

Airbnb Japan
公共政策担当部長
山本 美香 氏

Uber Japan
執行役員社長
高橋 正巳 氏

XPJP
代表取締役社長 エクスペリエンス・デザイナー
元気ジャパン
代表理事 ソーシャル・プロデューサー
渡邉 賢一 氏

《モデレータ》 
日経BP社
日経BP総研 社会インフラ研究所長
安達 功

2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合 特別セミナー 自治体の悩みを解決!全国自治体企画会議
出演者
【MC】ロンドンブーツ1号2号 田村 淳 氏
【解説】日経ビジネスベーシック 編集長 酒井 耕一
【進行】テレビ東京 アナウンサー 須黒 清華 氏
【賢者】
やまとごころ 代表取締役 兼 インバウンド戦略アドバイザー 村山 慶輔 氏
TOKI 共同代表取締役 稲増 佑子 氏
イーベイ・ジャパン 代表取締役社長 佐藤 丈彦 氏
BSジャパン「田村淳のBusiness Basic」公開収録 「ポスト爆買い」・・・インバウンド市場の今後のトレンド予測

《パネリスト》
ロイヤルホールディングス
代表取締役会長兼CEO
菊地 唯夫 氏

ワンダーテーブル
代表取締役社長
秋元 巳智雄 氏

力の源ホールディングス
代表取締役社長兼COO
清宮 俊之 氏

《モデレータ》 
日経BP
ビジネスメディア編集部長
戸田 顕司

外国人の「期待を超える!」 外食産業のインバウンド戦略

《パネリスト》
東京観光財団
専務理事
松本 泰之 氏

秋葉原観光推進協会
理事/事務局長
泉 登美雄 氏

《モデレータ》 
ジャパンショッピングツーリズム協会
専務理事
USPジャパン
代表取締役社長
新津 研一 氏

2020TOKYOに向けてショッピングツーリズムが果たす役割 ~顧客満足提供にむけた、情報発信・受入環境整備・コンテンツの価値向上のヒント~

《パネリスト》
福島県
観光交流局観光交流課
課長
吾妻 嘉博 氏

日本オラクル
専務執行役員
クラウド・アプリケーション事業統括 兼 クラウド・アプリケーション事業統括 マーケティングクラウド統括本部長
下垣 典弘 氏

《モデレータ》
XPJP
代表取締役社長 エクスペリエンス・デザイナー
元気ジャパン
代表理事 ソーシャル・プロデューサー
渡邉 賢一 氏

デジタル解析と外国人視点で高めるインバウンド力 ~Diamond Route Japan の事例より
~売れるまでの道のり

昨年の様子(初日レポートの動画)

今年で2回目の開催となるインバウンドジャパンだが、昨年の第1回も大変活況に終わった。以下の動画は昨年の初日の様子を収めたものとなっている。会場の雰囲気などを知ることができるので、よろしければご覧いただきたい。

※音声が出力されます
※インタビューは音声のみです

無料で参加するには事前登録を!

インバウンド・ジャパン2017への当日入場料は3,000円となるが、事前登録を行うことで無料での入場が可能となる。また特別招待券をお持ちの場合も無料での入場が可能となるので、出展企業一覧にお付き合いのある企業があればコンタクトしてみるのも良いかもしれない。尚、事前登録については以下のリンクから可能となっている。

まとめ

開催まで1週間を切った「インバウンド・ジャパン2017」。業界初の大型展示会でありながらも、昨年の第1回からはテーマをインバウンド市場のトレンドに即したものにするなど、確実に進化を見せている。これだけのスピーカー陣とソリューションが一堂に会する機会はなかなか無く、非常に貴重な時間になると考えられる。是非とも実際に会場に足を運び、最先端のインバウンド市場の動きを確認されることをお勧めする。

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