訪日外国人旅行者向けメディアのMATCHAは熱量を大事にする

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MATCHA誕生の背景

—— 青木様は学生時代から著名なブロガーでしたが、当時の経験がMATCHAに繋がっているのですか?

青木:そうですね。ブログ運営を通じてメディアの力を認識したので、原点は個人ブログにあると思います。

—— そもそも訪日メディアを運営しようと思うに至った流れはどのようなものなんでしょうか?

青木:私は明治大学の国際日本学部という学部の1期生でした。在学中に、ある教授が「日本のコンテンツは世界中にファンがいるが、日本人はそこでビジネスをできていない」と言っていた一言がきっかけでこの分野に興味をもちました。

—— その後の世界一周の旅の経験も勿論大きく影響しているのですよね。

青木:まさにその通りです。僕は約7ヶ月かけて世界一周をしたのですが、その時に世界のこと、日本のことを改めて考えるきっかけができました。そして自分が日本のことをあまり知らないことにも気づき、帰国した後に今度は日本中を旅しました。その旅の中で素晴らしいものを目にし、人に出会い、これらを世界中に発信したいと思うに至りました。

—— 大学卒業後は映像を作る会社に入られたのですよね

青木:はい、そうです。ある日、私の知人が一つの動画を送ってきてくれたのです。augment5というデジタルエージェンシーが作った日本の地方の映像だったのですが、それに衝撃をうけました。すぐにプロデューサーの方に会いに行き、そのまま働くことになったのです。

—— その後、独立することに至った理由は?

青木:入社した後、プロデューサー見習いとしていろいろな映像制作に携わらせていただきました。本当に貴重な経験で、そこで触れられた感性は、今の活動の大きな糧にもなっています。一方で、自分の中ではいつか独立するということを決めていたので、後はタイミングだけでした。augment5では半年間お世話になりました。

—— MATCHAはどのように立ち上がったのですか?

青木: 最初はプロジェクトを立ち上げる勢いで、私と私の知人数名で立ち上げました。手弁当で各自の得意なことを持ち寄り、少しずつ形作っていったのです。試行錯誤の連続でなんとかここまでやってこれて、現在は仲間も増え、業務委託含め15人以上で運営をしております。

MATCHA代表青木氏

けん玉などの日本らしいグッズが並ぶオフィスと青木氏

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