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外国人延べ宿泊者数統計値 (2016年3-4月)
- 2016/6/1
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- 宿泊, 行政, 観光庁
都道府県別外国人延べ宿泊者数
2016年3月の都道府県別外国人延べ宿泊者数では、上位5都道府県は先月から変更があり、東京都、大阪府、北海道、京都府、千葉県となっている。季節の変わり目ということもあり、多少の順位の変動が起きている模様。
三大都市圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県)と地方部の伸び率を比較すると、引き続き地方部の伸び率が三大都市圏の伸び率を大幅に上回っている。インバウンド市場の地方への拡大が継続されていることが伺える。
客室稼働率
同時に観光庁より発表された客室稼働率では、2016年3月が60.6%となり、3月の過去最高を更新した(現在の集計方法になった平成23年以降)。施設タイプ別においてもリゾートホテル(58.1%)とビジネスホテル(77.0%)において3月としての過去最高を更新した。尚、訪日外国人観光客に人気のエリアで、客室稼働率が極めて高い大阪府においては全体平均が87.8%、リゾートホテル93.1%、ビジネスホテル90.5%、シティホテル89.8%という高水準となっている。拡大を続けるインバウンド市場における一つの課題である「宿不足」を象徴するエリアとなっている。
次回の統計発表日
次回の延べ宿泊者数統計値は6月30日に2016年4月分の第2次速報値、及び2016年5月分の第1次速報値が発表される予定。伸び率が低下してきている外国人延べ宿泊者数において、前年同月比伸び率が引き続き低下するのかどうか注目される。
外国人延べ宿泊者数と同様に重要な指標である訪日外客数統計値の直近のレポート(4月分)は以下よりご参照ください。