日本政府観光局(JNTO)は21日、2016年8月分の訪日外客数(推計値)を発表した。熊本地震やBrexit、並びに2015年対比での慢性的な円高傾向の市場への影響が注目される中、結果としては8月として過去最高の数字を記録した。

2016年8月は前年同月比12.8%増の204万9千人

2016年8月は前年同月比12.8%増の204万9,200人の訪日外客数となった。これで2016年の累計訪日外客数は1,606万人となり、2015年より2か月早く1,500万人の節目を突破したことになる。尚、1-8月までの期間で見ると、2015年を24.7%上回る水準となっている。

下の表は2015年と2016年の月別の推移グラフである。季節要因を見る際にはこういった月別のグラフを是非ご覧いただきたい。

次のグラフは前年同月比の伸び率推移をあらわしている。2016年は昨年と比べると伸び率自体は落ち着いているが、それでも平均25%程度の数字を維持している (2016年1月から8月までの伸び率平均)。ただ、年初の勢いが徐々に落ち着いてきていることもグラフから読み取れる。今後の動きには特に注目が集まる。

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