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国別ランキング

次に国別の個別市場を見てみよう。2016年8月の市場別ランキングにおいては、中国が1位で、2位韓国、3位台湾と続き、先月と同様の並びとなった。引き続き上位3か国の顔ぶれには当面変更はなさそうだ。

上位3か国の推移もグラフにしておいた。8月は中国及び台湾市場は前月からは落ち着いた水準となっている。

今後の動きを見る際に重要になる成長率も見てみよう。まずは2016年8月単体での成長率を見てみる。成長率には前年同月比、つまり2015年の8月対比での伸び率をグラフ化した。ピンク色にハイライトしている国は2016年8月の訪日外客数ランキングTOP5の国々だ。黒くハイライトしているのは全市場での平均値となる。

インドネシア、マレーシア、ベトナムとアセアン勢の力強い伸びが確認できる。続いて2016年年間での伸び率平均値を見てみよう。同様にピンクは上位5か国、黒は全体の平均値を表している。

2016年を通して2015年対比で力強い成長をみせているのはマレーシアであることが確認できる。勿論母数が違うので単純に比較はできないが、3位のフィリピン、5位のベトナム、6位のインドネシアとアセアン勢の成長が確認でき、今後の有望市場であることがこういったグラフからも確認できる。

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