- Home
- ニュース, 統計データ・ランキング
- 今後1年以内の訪日を希望する中国人の声 JTB調査
今後1年以内の訪日を希望する中国人の声 JTB調査
- 2016/3/28
- ニュース, 統計データ・ランキング
- アンケート, 中国
株式会社ジェイティービー(本社:東京都品川区、代表取締役社長:髙橋広行、以下”JTB”)は、1年以内に訪日観光旅行を希望する中国人へのアンケート結果を発表した。
アンケートについて
今回JTBが実施した調査(1 年以内に日本への観光旅行を希望する中国人に関する調査)では、対象者を1年以内に日本への観光旅行を希望している、いわば潜在的な訪日観光旅行者層で、世帯年収 12 万元(約 240 万円)以上の中国人男女と設定した。1,000 名に対する調査で、調査手法にはインターネットを活用した。尚、男性が532名、女性が468名。
前提として、この調査はインターネットでの調査となっているので、インターネットでの調査に慣れている層が全体的に多くなる、という点は認識しておかなければならない。その上で、今後1年以内に日本を訪れる層のプロファイルや趣向について、非常に有意義なアンケート調査の中からいくつかを見てみよう。
どのような年代・職業の中国人が多いか
まず、今回の1,000名の調査対象者の年代を見てみると、35歳未満が全体の53%となっている。いわゆる「ミレニアル世代」が中心だ。
職業では「中国企業のサラリーマン」が最も多く約45%、次いで「外資系企業のサラリーマン」が約19%となり、合計約64%がサラリーマンという結果となっている。次いで、医師や弁護士といった専門職(約19%)、公務員(約5%)となっている。尚、調査対象者の約93%に配偶者がおり、その配偶者のほとんどが何かしらの仕事に就いている結果となった。つまり、共働きの層が極めて多いということが確認された。
旅行経験について
調査対象者の旅行経験について見てみると、全体の71.5%が日本を訪れたことがあると回答した。今回の調査対象者においては、インバウンド市場における日本へのリピーターが大部分という結果となっている。
更に、海外旅行全体の頻度をみてみると、年に1回程度海外旅行に行く、と答えた層が約44%で、年に2回程度海外旅行に行く、と答えた層が約26%となった。数少ない海外旅行の対象に日本を選んでいるということがわかる。
旅行先を決める際に重視すること
旅行先を決める際に重視することとしては、「リフレッシュできるか」が最も多く全体の約71%の支持を得た。次いで、「趣味など、自分の目的が達成できるかどうか」が約63%、「美味しいものが食べられるか」が約62%、「買い物が楽しめるか」が約49%と続いた。
今回のレポートではこれらの項目以外にも、幅広くアンケート対象者について分析している。