訪日客需要も狙う、能楽を観ながら解説が見れるARを開発 大日本印刷

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大日本印刷株式会社(本社:東京都新宿区、社長:北島義俊)は2日、能楽の公益社団法人宝生会と共同で、AR(拡張現実)による能楽鑑賞ガイダンスシステムの実用化に向けた実験を実施することを発表した。

同実験は、メガネ型ウェアラブルデバイスによる多言語対応のガイダンスシステムの実証実験。このウェアラブルデバイスは「スマートグラス」と呼ばれ、メガネのように着用し、実際に見ている光景に情報を重ねて表示する仕様となっている。

wearable-glass-image

大日本HPより引用

能楽などの日本の古典芸能は、国内の若年層や体験型の観光を望む訪日観光客などを主なターゲットとして、新たなファンの獲得に取組んでいる。しかし古典芸能は現代の言葉と異なる言い回しが多く、初めて鑑賞する人や言語・生活習慣が異なる訪日観光客にとっては、台詞の意味や物語の内容を理解することが困難であるという課題があった。このような課題の解決に向けて、同社では視覚コミュニケーション情報設計の技術・ノウハウとスマートグラスの活用により、舞台から目を離さずに内容が理解できるAR鑑賞ガイダンスシステムを開発。実際に2016年7月に行った実証実験の利用者アンケートでは、回答者の97%が「舞台の内容が理解しやすくなった」と回答。システムに対する高い評価を受け、同社は実用化に向けて、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社とエヴィクサー株式会社の協力を得て、システムを改良。今回の実験は改良後の実証実験となる。

dnp-wearable-system-image

プレスリリースより

前回のシステムから改善された点は、情報供給の安定性の向上、表示言語の多言語化、表示コンテンツの編集の簡易化の3点。

情報供給の安定性は、人の耳で聞き取れない音信号を会場の既設スピーカーから配信することで、現在の演目に最適な解説コンテンツをスマートグラスに表示するタイミングを指示。これにより、Wi-Fiなどの通信環境を新たに設置する必要がなく、全ての座席で安定した運用が可能になることが期待される。表示言語の多言語化では英語の表示機能も実装した。情報端末の貸出時に使用言語の選択を行うだけで選択言語を切り替えができる仕組み。そして実用化された後は他の講演等でも簡単に導入できるよう、スマートグラスに表示する解説画面を簡単に編集・制作できる機能を搭載。これにより、コンテンツ制作に関する特別な知識や技能を持っていなくても、コンテンツの編集・制作・更新が可能となり、多様な講演での導入が期待される。

同実験は、2017年7月29日(土)に行われる宝生流能楽公演「体感する能『黒塚』」をはじめ、3公演での実施を予定している。

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