三越伊勢丹ホールディングスは1月4日、2015年12月度の売上高速報値を発表した。
暖冬の影響で冬物の主力であるコートやセーターの販売は苦戦。前年同月比割れする店舗もある一方、ドレスやブラウス、そして引き続き化粧品や装身具が好調で国内百貨店事業計で前年の売上を1.1%上回った。
免税売上高割合は好調を維持し、前年同月比で約40%増加。全体売上に対する免税売上高シェアは4.6%となった。店舗別では外国人観光客が多く来店する三越銀座店が前年同月比76%増加し、免税売上高シェアは約20.3%、そして新宿伊勢丹本店が25%増加し、シェアは約8.5%となった。これら2店舗で同ホールディングスの免税売上高の約7割を売り上げている。
尚、2015年4月~9月の上期における同ホールディングス国内百貨店免税売上高は約300億円で、全体の売上に対するシェアは約5.9%となっている。