8月21日に矢野経済研究所(本社:東京都中野区, 代表取締役社長:水越 孝)は2017年におけるインポートブランド市場の調査結果を発表した。国内インポートブランド(主要15アイテム分野)の小売市場規模は2兆2,999億円で、規模の縮小が見られた2016年から一転してプラスとなった。この背景には富裕層をメインとした日本人需要の推移と、インバウンド需要の増加が影響したためと推測されている。
加えて2017年は1980年代~1990年代後半に生まれ、2000年あたりに社会に出てきたミレニアル世代向けの販売戦略が加速した年でもあった。ブランド側の新戦略がミレニアル世代のみならず従来の顧客の購買意欲も高め、マーケットの活性化につながったのではと考えられている。