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受入環境整備に関する訪日外国人への調査結果を発表 観光庁
- 2017/2/9
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観光庁は訪日外国人旅行者を対象にした「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関するアンケート」を実施し、調査報告をまとめた。
アンケートは、訪日外国人旅行者の利用が多い成田国際空港、東京国際空港、関西国際空港などの空港・港湾を中心に実施。「旅行中に困ったこと」「受入環境(多言語対応、通信環境、公共交通等)へのニーズ」「満足度」等の回答を収集した。
アンケート回答者属性
アンケートの回答総数は5,332件。世代別の回答率は20代が約38%、30代が約23%、40代が約14%となった。
国・地域別では、中国(約20%)、台湾(約16%)、韓国(約14%)で、500人以上の回答を回収。次いで、アメリカ、香港、タイ、インドネシア、マレーシアと続いた。日本への渡航回数では、1回目の訪日観光客が約47%で最も多かった。
主な調査結果と報告は以下の通り。
訪日外国人旅行者が旅行中に困ったことの第1位は?
旅行中に困ったことで最も多い回答は「施設等のスタッフとのコミュニケーション(32.9%)」だった。
続いて、「無料公衆無線LAN環境(28.7%)」「多言語表示の少なさ・分かりにくさ(23.6%)」という調査結果が出た。
また、「困ったことはなかった」という回答も約30%を占めている。
(※数値は複数回答)
困ったことの内容分析結果は?
「困ったこと」の回答で多かった項目についての分析結果は以下の通り。
「無料公衆無線LAN」を利用出来なかった場所として、最も意見が多かったのは「鉄道車内(24.7%)」だった。
なお、訪日外国人旅行者の「無料公衆無線LAN」の利用状況は53.8%で利用率は約5割。回答者の16.5%が「無料公衆無線LANを利用したかったが利用できなかった」と回答していた。
また、「多言語表示」「施設等のスタッフとのコミュニケーション」で困った場所は「飲食・小売店」(多言語表示21.5%、コミュニケーション23.1%)が多い結果となっている。