観光庁は11月30日、2016年9月分の延べ宿泊者数第2次速報値、並びに2016年10月分の延べ宿泊者数第1次速報値を発表した。先月発表された8月分の外国人延べ宿泊数第2次速報値は43か月ぶりのマイナス成長ということで懸念されていたが、9月分第2次速報値、並びに10月分第1次速報値では再びプラス成長となっている。

※延べ宿泊者数の定義についてはこちらの記事をご覧ください

2016年9-10月の全体の延べ宿泊者数

日本人･外国人全体での2016年9月の延べ宿泊者数(第2次速報値)は前年同月比6.0%減の4,138万人泊となった。2016年10月分は第1次速報値ベースで前年同月比0.3%減の3,870万人泊となっている。

(単位：万人泊)

日本人延べ宿泊者数

2016年9月の日本人延べ宿泊者数は前年同月比7.3%減の3,620万人泊となり、2013年以降で最も大きな減少幅となっている。尚、2016年10月の日本人延べ宿泊者数は第1次速報値ベースで前年同月比0.3%減の3,870万人泊となっている。

日本人延べ宿泊者数が全体の延べ宿泊者数に占める割合は9月は87.5%、10月は第1次速報値ベースで85.9%となっている。

外国人延べ宿泊者数

2016年9月の外国人延べ宿泊者数は前年同月比3.7%増の518万人泊となり、再びプラス成長に戻している。10月は第1次速報値ベースで前年同月比4.4%増の635万人泊となった。2016年後半は、2015年や2016年初頭のような20%~50%を超える伸び率には及ばない水準で推移していることが確認できる。

外国人延べ宿泊者数が全体に占める割合は9月は12.5%、10月は14.1%の水準となり、引き続き10%台半ばの水準が維持されている。

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