凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾)は、訪日外国人旅行者に向けた「取り置きサービス」を3月から販売開始した。全日空商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:西村健)との共同事業となる。
当サービスは訪日外国人旅行者が訪日前に、購入したい商品を予約して取りおいておけるサービス。訪日外国人旅行者は訪日前に、全日空商事が展開する「ANA Experience Japan」やANAの機内誌によって、ブランドや商品を認知する。取り置きたい商品があれば、当サービスへの会員登録を行い、受取りたい店舗、および受取り日時を指定することで、希望商品を予約する。予約が完了すると、予約番号が発行されるので、当該番号を受け取り店舗で提示するという流れだ。人気商品などが売り切れて購入できない状況を回避できることから、訪日外国人旅行者の利便性向上に寄与しうる。尚、対応言語は英語と中国語(繁体字・簡体字)。
「取り置きサービス」の初期費用は10万円からで、月々の運用費用も10万円からとなっている。凸版印刷では「旅行者が訪日前に商品を事前予約するので、販売実績の確保や、予約の反響による売れ筋商品の事前把握などが可能になる」、としている。流通業やメーカーに向けて、2016年度中に10社40店舗への同サービス導入を目標としている。