インバウンド市場統計値 2016年7月訪日外客数

日本政府観光局(JNTO)は8月17日、2016年7月分の訪日外客数(推計値)を発表した。6月末に決定したBrexitを引き金とした為替動向の影響や、熊本地震の引き続きの影響などが注目されていたが、夏季休暇シーズンという追い風が市場をしっかりと支えた月となった。

前年同月比19.7%増の229万7千人

今回発表された2016年7月分の訪日外客数(推計値ベース)は前年同月比19.7%増の229万7千人となり、短月での過去最高数値を更新した(これまでの過去最高は2016年4月の208万2千人)。夏季休暇シーズンによる訪日需要の盛り上がり、ならびにクルーズ船の寄港増加などが寄与していると考えられる。

訪日外客数2016年7月

尚、2016年1-7月の合計値は1,401万人となり、昨年の同期間を約27%上回っている。

訪日外客数2016年7月(2003-2016)

対前年同月比では19.7%の増加となり、前月からは低下しているが、4月や5月の水準は上回っている。2016年後半は平均20%程度の前年同月比増を維持していけるか注目が集まる。訪日外客数前年同月比伸び率2016年7月

国別ランキング

2016年7月の市場別ランキングにおいては、中国が1位で、2位韓国、3位台湾と続いた。

1 中国 73.1万人
2 韓国 44.7万人
3 台湾 39.7万人
4 香港 18.5万人
5 米国 11.8万人
6 タイ 6.1万人
7 豪州 2.9万人
8 フランス 2.7万人
9 インドネシア 2.7万人
10 マレーシア 2.5万人

上位3カ国の推移をみると、中国および韓国市場のここ2ヶ月の伸びが著しい。特に韓国においては熊本地震の影響が薄らいできていることが背景にあると考えられている。

訪日外客数上位3カ国の推移 2016年7月

次ページ >> 【個別市場の動向、次回発表分】

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