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インバウンド市場統計値 2016年7月訪日外客数
- 2016/8/18
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- JNTO, 行政
個別市場動向
2016年5月の上位15市場のグラフ、及び上位国の動向は以下の通り。
中国は初の70万人超え
中国市場は前年同月比26.8%増の73万1千人となり、全市場初の70万人超えの水準となった。クルーズ需要が引き続き堅調となっていることや、夏のピークシーズンによる押し上げ効果などが要因として考えられる。また、FIT(個人海外旅行)需要も堅調であり、各OTAとのタイアップキャンペーンなども寄与していることが考えられる。
韓国は海外旅行需要の盛り上がりもあって大幅増
全体2位の韓国市場は海外旅行需要の高まりや、熊本地震で運休していた一部路線の復旧などが寄与し、前年同月比で30%もの大幅増となった。夏季シーズンに向けた各種プロモーションも効果を発揮していると考えられる。
台湾はストライキの影響もあって1桁の伸び
全体3位となった台湾は、航空会社のストライキ等による日台路線の減便などの影響があり、1桁台の伸びにとどまった。また、円高による旅費高騰も影響を及ぼしていると考えられている。
その他の市場
その他の市場においては、マレーシア、フィリピン、ベトナム、フランスなどが20%を越える伸び率を見せており、堅調に推移した。昨年との休暇スケジュールのズレによる影響もあるが、現地語による各種SNSを活用したプロモーションや旅行博での販売促進、ピンポイントに狙いを定めたチャーター便の運航など、行政・民間が積極的な動きを展開した結果としての数字と捉えられる。
次回発表分統計値
次回発表分となる8月は引き続きのクルーズ船の寄港数増加などが期待される一方、変わらない円高傾向による消費者の旅行マインドの悪化などが懸念される。次回は9月21日16時に8月分の推計値が発表される予定である。