インバウンド消費をうけてロイヤルが過去最高売上高

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ロイヤルホールディングスが2014年12月期の決算を発表した。 SnapCrab_NoName_2015-2-17_10-43-20_No-00 純利益が対前期比12%増となっている。又、3期連続の増収増配となった上、売上高は過去最高となっている。当社主力事業である外食事業、ホテル事業それぞれにインバウンド消費を取り込めた内容だ。


外食事業

SnapCrab_NoName_2015-2-17_10-57-48_No-00外食事業ではファミリーレストランのロイヤルホストや天丼のてんやがある。その外食事業では原材料の高騰にさらされている企業も多いが、当社は新店、既存店共に好調で増益を達成している。特にてんやが好調で、前年比で売上高を15億円上げてきている。ロイヤルホストはほぼ横ばいの中でてんやがこれだけ伸びて来ているには様々な要因があるが、一つには訪日外国人需要を取り込んでいる結果ともいえよう。天丼は外国人にも人気なメニューだ。今後も一定の需要は固そうである。  

ホテル事業

SnapCrab_NoName_2015-2-17_10-58-5_No-00ホテル事業では新店開業効果もあり、売上高で約18億円、経常利益で約7億円の増収増益となった。インバウンドに関しては2020年東京五輪に向けて「宿の確保」が課題となっているが、当社も着実に対応してきており、2015年の12月にリッチモンドホテルを東京の押上と浅草に開店する予定。スカイツリーの押上と浅草に狙いを絞っていることからも、同社にとってインバウンド戦略がいかに大事かを物語っている(無論、インバウンドのみならず観光全般という見方ではあるが)。


2015年12月期は4期連続の増収増益を計画している。消費者の節約志向は依然根強い状況ではあるが、企業による賃上げの動きやインバウンドなどの先行き期待感を取り込んでいく見通しである。  

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