高島屋は2016年1月4日、2015年12月の売上高速報値を発表した。他の大手百貨店と同様に防寒衣料は苦戦したが、高額品やインバウンド消費の需要に支えられ、高島屋単体で前年同月比+0.4%、国内百貨店子会社を含めると同+0.3%となった。
免税品売上高は旺盛な外国人観光客の需要をとらえて前年同月比1.3倍となり、全売上高にしめる免税品売上高シェアは約3.2%。これは上期平均の約4.2%を下回るが、年末商戦で売上高の母数自体が拡大したことが大きな要因となっている。
外国人観光客の来店が多い新宿店は免税売上高のシェアが約12%、大阪店はシェア7%となっており、これら2店舗で免税売上高全体の約7割をしめた。