インバウンド需要も狙う客室リニューアルを実施 琵琶湖ホテル

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琵琶湖ホテル(所在地:滋賀県大津市浜町、総支配人:荒木昌志)は7日、6階フロアのリニューアルを発表した。

同ホテルでは、客室改装計画を2015年10月から実施しており、これまで11階・12階をラグジュアリーフロア「Aqua(アクア)」に、7階~10階をデラックスフロア「Lumina(ルミナ)」にリニューアルしてきた。今回発表されたリニューアルでは、6階をスーペリアフロア「Natura(ナチュラ)」にリニューアルするという。

Nature image

プレスリリースより

今回発表された「Nature」は自然の眺望を最大限生かしたシンプルな空間に仕上げられる予定。家族や友人と別荘で寛ぐように居心地よい空間を目指した仕様となる。

同ホテルは、日本人利用客に加え、増加するインバウンドの観光需要にも対応し、新しい客層の獲得を目指す。

最新の外国人宿泊客数は足踏み状態。

観光庁が毎年発表している「宿泊旅行統計調査」を基に、滋賀県における外国人宿泊客数の推移をまとめた。

滋賀県における外国人宿泊客数の推移

滋賀県の外国人宿泊客数は2013年から2015年にかけて大幅に増加しており、特に2014年から2015年にかけては前年比106.8%もの急成長を見せている。滋賀県が2016年12月19日に発表した「平成27年滋賀県観光入込客統計調査結果」によると、滋賀県の宿泊客における宿泊ホテル所在地で約4割を占めるのが大津エリアである。しがぎん経済文化センターが2016年3月に発表した「KEIBUN調査研究レポート「インバウンド(訪日外国人旅行)」」の中では、この大津エリアについて「大阪・京都からの流入が要因と考えられる。」と述べられている。

滋賀県の宿泊客における宿泊ホテル所在地構成比

しかし、これまで増加を見せていた外国人宿泊客数は2016年で1.9%減少しており、滋賀県に流入する京都・大阪からの外国人宿泊客は一度落ち着いたと考えられる。

この先2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて観光客数のさらなる増加を目指す京都・大阪からの外国人宿泊客は再び増加するのか。

 

 

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