成田国際空港、および関西国際空港は国土交通省等の行政機関、および航空会社等と連携し、3月30日(水)より国内初となるファーストレーンを設置する。

ファーストレーンとは

ファーストレーンとは各空港において迅速な入国手続きが行えるよう、国際会議等に参加する訪日外国人や重要な訪日ビジネス旅客を対象とした入国審査場における専用レーンのこと。日本においては平成25年の10月より「観光立国実現に向けたアクション・プログラム」に基づき、国土交通省主導にて検討を進めてきた。

成田国際空港プレスリリースより

対象となる空港と運営方法

3月30日よりファーストレーンを設置するのは成田国際空港、および関西国際空港の2空港。成田国際空港では第１ターミナルの南北入国審査場に各２レーンと、第２ターミナルの入国審査場Ａ・Ｂゾーンに各２レーン設置される。関西国際空港では第１ターミナルの南北入国審査場に各２レーン設置される。

成田国際空港プレスリリースより

運営方法としては、まずは外国人のVIPや国際会議に出席する訪日客に対し、航空会社や国際会議運営者がクーポンを配布したり、クーポン用のURLを案内する。ファーストレーン対象者は訪日時に各空港においてクーポンそのものやクーポンに記載されたQRコードを係員、もしくはバーコードリーダーにかざすことで迅速に通過することができる、という流れだ。

関西国際空港プレスリリースより

今回の取り組みにより、インバウンド受入環境の利便性向上、特にMICE誘致体制が更に強化されることが期待されている。