公益財団法人京都文化交流コンベンションビューローは京都市内 25 ホテルを対象としている調査結果の平成 27 年 3 月度及び平成 26 年度の年間調査結果を発表した。 【平成26年度年間のポイント】 ・平成 26 年度の年間平均稼働率は 87.5%(前年比 1.4%増) ・外国人利用割合は 30.2% (前年比 5.4%増) ・日本人利用割合は 69.8% (前年比 5.4%減) ・日本人利用割合は、年間通して前年割れ ・外国人利用が増加 ・対前年で構成比が伸びているのは、東アジアと中東。北米は減少している。 ・国別では、イギリス、イタリア、スペイン、中国、香港、フィリピン、ベト ナム、イスラエル、ニュージーランドが増加 【平成27年3月のポイント】 ・外国人利用割合が 2 カ月連続 30%越え ・日本人利用割合が 12 カ月連続前年割れ ・韓国の構成比は、訪日数では全体の 17.6%を占めるが、京都では 2.7% ・中国の構成比は、前年 8.6%が、本年は 16.3%へ増加(前年比 189.2%) ・欧州の構成比は前年割れだが、スペインは依然好調(前年比 177.5%) このように、日本人観光客数の落ち込みを外国人観光客がカバーし、結果として9割以上の稼働率が年間平均で維持されている。また、外国人の割合が年間を通じて常に前年数値を上回っていることから、季節要因等によったブームではないことが確認できる。以下は稼働率と外国人割合のグラフである。 又、京都を訪れている外国人の構成比率も目を惹く。日本政府観光局(JNTO)が発表している訪日国の構成比と比較し、欧米の割合がかなり高くなっている。欧米圏からのKYOTO人気の根強さがうかがえる。 尚、調査方法等は以下の通り。 (1)調査時期:平成 26 年 4 月 1 日~平成 27 年 3 月 31 日(累計)、平成 27 年 3 月 1 日~3 月 31 日(3 月度) (2)回答数:25 施設 客室数 7,619 室(3 月度) ・市内ホテル客室数の約 4 割をカバー (3)外国人の定義:日本国籍以外のパスポートを有する人 ( ビジネス、観光を問わない )