観光庁は7月29日、2016年5月分の延べ宿泊者数第2次速報値、並びに2016年6月分の延べ宿泊者数第1次速報値を発表した。

※延べ宿泊者数の定義についてはこちらの記事をご覧ください

2016年5-6月の全体の延べ宿泊者数

日本人･外国人全体での2016年5月の延べ宿泊者数(第2次速報値)は前年同月比5.9%減の4,040万人泊となった。2016年6月分は第1次速報値ベースで前年同月比0.7%増の3,771万人泊となっている。

(単位：万人泊)

日本人延べ宿泊者数

2016年5月の日本人延べ宿泊者数は前年同月比7.2%減の3,469万人泊となった。ゴールデンウィーク休暇の日並びの悪さや熊本地震の引き続いての影響が7.2%の減少という数字に繋がっている。2016年6月の日本人延べ宿泊者数は第1次速報値ベースで前年同月比1.4%減の3,166万人泊となっている。

日本人延べ宿泊者数が全体の延べ宿泊者数に占める割合は5月が85.9%となっている。6月は第1次速報値ベースではあるが84%となっており、80%台半ばの数字が維持されている。

外国人延べ宿泊者数

2016年5月の外国人延べ宿泊者数は前年同月比2.5%増の572万人泊となり、5月としての最高値を更新した。2016年6月の外国人延べ宿泊者数は第1次速報値ベースで前年同月比13.1%増の605万人泊となっている。

前年同月比伸び率の数字を見ると、5月は2.5%増とほぼ前年同月と同水準となっているが、6月は第1次速報値ベースで再び2桁を超える伸び率となっている。今後も2桁を超える成長を維持していくのか注目される。

上昇を続ける外国人延べ宿泊者数が全体に占める割合は5月は約14%となった。6月は第1次速報値ベースで約16%となっており、4月に記録した18.2%には届かない水準となっている。

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