三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:安永竜夫)と三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:菰田正信)は、千代田区大手町一丁目にて推進している一体開発事業の起工式を行った。
開発事業について
当開発事業は「OH-1計画」と仮称されており、2棟のオフィスビルを中心とした大規模複合開発となっている。建物の延床面積は約36万m2と有数の大型再開発プロジェクトとなる。
最先端オフィスや、最高級クラスのラグジュアリーホテル、そしてビジネスやエンターテイメントに活用できる多目的ホールなどから構成される。当開発事業は「外国企業誘致・ビジネス交流のためのMICE機能強化拠点」として国家戦略特別区域の特定事業として内閣総理大臣認定を受けており、東京の国際競争力強化に資することが期待されている。
大規模緑地広場とそれを望む多目的ホール
皇居に面した敷地(西側)においては、約6,000 m2もの緑豊かな広場空間を整備し、地域固有の在来種による森や水辺空間が誕生する。
当エリアでは屋外イベントも可能となるが、このエリアと皇居の緑を望める箇所に国際会議などのイベントを開催できる多目的ホールを設置する。また、建物には最高水準の性能を持つ制震構造を導入し、利用者に安全・安心を提供する。アクセスも良く、これら特徴が東京におけるMICE機能の強化に繋がると期待されている。
尚、デザインアーキテクトにはニューヨークのワールドトレードセンターや六本木の東京ミッドタウンをデザインした「Skidmore, Owings & Merrill LLP」を採用した。建物への竣工は2020年の2月末を予定しており、三井物産の本店事務所は当建物へと移転される予定。