立教大学観光学部(所在:埼玉県新座市、学部長:毛谷村英治)と株式会社JTBグローバルマーケティング&トラベル(本社:東京都品川区、代表取締役社長:座間久徳、以下JTBGMT)は、大学生が企画した訪日外国人旅行者向け商品の販売を開始した。
昨年に続いて2度目の取り組み
インバウンド市場が拡大を続ける中、たくさんの旅行者にリピーターとなってもらうにはユニークな商品開発が欠かせない。特に、各地域の特色をいかした発着型の商品開発は重要だ。そのような情勢の中、立教大学観光学部の3年生主導で訪日客向け観光プランが企画され、JTBGMTによって商品化された。これは昨年に続いて2度目の取り組み。学生にとってはインバウンドに向けた旅行商品を実際に企画する中で様々な学びを得つつも、実践的な考え方やノウハウを学ぶことができる。一方、JTBGMTにとっては日常的に旅行商品を開発しているわけではない学生からの意見ということで、新鮮なアイデアを発見したり、より消費者の視点にたった商品企画ができるメリットがあった。
ユニークな発着型商品
今回のツアー名は「日本の人気お土産ツアー 食品サンプル作りとおもしろ消しゴム工場見学」。訪日外国人にも人気の「日本ならでは」の製品工場を見学し、さらには自分自身で体験し、お土産とすることも可能なプランだ。ツアーでは、まずはおもしろ消しゴムの工場を見学する。当工場への見学は当ツアーでしか行くことができないという。参加者はさらに消しゴムの組み立てを経験し、売店では格安消しゴムの買い物も可能。その後は食品サンプル作りを経験する。見た目もカワイイミニパフェをつくり、世界に一点だけの食品サンプルをお土産として持ち帰ることができる。
今回のような産学連携での取り組みは当事者にとって大きいメリットがあるだけではなく、市場の活性化においても重要な要因になりうる。尚、当旅行商品はJTBGMTが展開する訪日個人観光客向けパッケージツアー「エクスペリエンスジャパン」にて3月14日より販売が開始されている。