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訪日外国人延べ宿泊者数 (2016年1-2月)
- 2016/4/1
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- 宿泊, 行政, 観光庁
観光庁は2016年1月の延べ宿泊者数第2次速報値、及び2016年2月の延べ宿泊者数第1次速報値を発表した。※以下、2016年2月分の統計値は第2次速報値で数字が修正される可能性があります
※延べ宿泊者数の定義についてはこちらの記事をご覧ください
2016年1-2月の延べ宿泊者数
2016年1月の延べ宿泊者数は前年同月比+1.3%の3,581万人泊となり、1月としての過去最高を更新した。2016年2月は第1次速報値ベースで前年同月比+4.2%の3.743万人泊となっている。
全体 | 日本人 | 外国人 | |
2016年1月 | 3,581 (+1.3%) | 3,006 (-4.3%) | 574 (+46.3%) |
2016年2月 | 3,743 (+4.2%) | 3,101 (-0.3%) | 642 (+33.2%) |
(単位:万人泊)
日本人延べ宿泊者数
2016年1月の日本人延べ宿泊者数は前年同月比-4.3%の3,006万人泊となった。年始の日並びの悪さ、暖冬によるスキー・スノーボード客の減少、西日本を中心とした1月下旬の大雪などが影響したと考えられる。2016年2月の日本人延べ宿泊者数は第1次速報値ベースで-0.3%の3,101万人泊となり、2か月連続の前年同月比減となる。
日本人延べ宿泊者数が全体の延べ宿泊者数に占める割合は緩やかに減少している。訪日外国人数の急激な伸び、及び日本人の宿泊旅行者のなだらかな減少が要因となっている。
外国人延べ宿泊者数
2016年1月の外国人延べ宿泊者数は574万人泊となり、前年同月比+46.3%と大幅に伸びた。2016年2月は前年同月比+33.2%の642万人泊となっている。
前年同月比伸び率の数字を見ると1月分が+46.3%、2月分が+33.2%と引き続き堅調な伸びとなっているが、2015年年間の前年同月比伸び率平均値の48.2%は下回る数字となっている。2016年は2015年対比では少し落ち着いたスタートとなっていることが確認できる。
インバウンド市場の拡大を背景に、引き続き日本人旅行者による泊数の減少を外国人旅行者がカバーしている状況が続いており、結果として全体に占める外国人宿泊者数の割合が伸びてきている。2016年1月は約16%を、2016年2月は約17%を外国人宿泊者数が占めることとなっている。この17%という数字は2015年7月に記録した数値とほぼ同等であり、第2次速報値の段階で過去最高の割合に達する可能性があり、注目される。