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【最新】外国人延べ宿泊者数統計値 (2016年7-8月)
- 2016/10/16
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- 宿泊, 行政, 観光庁
観光庁は10月7日、2016年7月分の延べ宿泊者数第2次速報値、並びに2016年8月分の延べ宿泊者数第1次速報値を発表した。外国人延べ宿泊者数の7月分は前年同月比8.9%の増加となったが、8月分は第1次速報値ベースで1.8%の減少となっている。
※延べ宿泊者数の定義についてはこちらの記事をご覧ください
2016年7-8月の全体の延べ宿泊者数
日本人・外国人全体での2016年7月の延べ宿泊者数(第2次速報値)は前年同月比0.4%減の4,461万人泊となった。2016年8月分は第1次速報値ベースで前年同月比1.0%減の5,587万人泊となっている。
全体 | 日本人 | 外国人 | |
2016年7月 | 4,461 (-0.4%) | 3,762 (-2.0%) | 698 (+8.9%) |
2016年8月 | 5,587 (-1.0%) | 4,994 (-0.9%) | 593 (-1.8%) |
(単位:万人泊)
地域別では、熊本地震の影響が懸念されていた九州地方における全体の延べ宿泊者数に力強い戻りが確認されており、前年同月比の数字をみてみると、5月:-18.4%、6月:-7.7%、7月:-2.8%となっている。7月は第1次速報値程強い数字ではなかったが、それでも順調な回復基調にあることは確認できる。翌月以降の同エリアの統計値に注目したい。
5月 | 6月 | 7月 | |
九州地方の前年同月比 | -18.4% | -7.7% | -2.8% |
日本人延べ宿泊者数
2016年7月の日本人延べ宿泊者数は前年同月比2.0%減の3,762万人泊となり、2016年8月の日本人延べ宿泊者数は第1次速報値ベースで前年同月比0.9%減の4,994万人泊となっている。
日本人延べ宿泊者数が全体の延べ宿泊者数に占める割合は7月は84.32%となっている。8月は第1次速報値ベースではあるが89.4%となっており、昨年8月と同様に高い割合となっている (昨年は89.3%)。夏休みの国内旅行需要がこの割合を押し上げている格好だ。
外国人延べ宿泊者数
2016年7月の外国人延べ宿泊者数は前年同月比8.9%増の698万人泊となった一方、8月の外国人延べ宿泊者数は第1次速報値ベースではあるものの前年同月比1.8%減の593万人泊となった。8月分統計データの第2次速報値が待たれる。
外国人延べ宿泊者数が全体に占める割合は7月は15.7%となった。引き続き10%台半ばの水準が維持されているが、8月分は第1次速報値ではあるものの10.6%まで落ちている。日本国内旅行の需要が高まるシーズンということで例年と同様の動きではあるが、第2次速報値には注目したい。