小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山木利満)と、佐川急便株式会社(本社:京都府京都市南区、代表取締役社長:荒木秀夫)は訪日外国人観光客に人気のエリアである新宿において手ぶら観光サービスの試験運用を開始した。
訪日客も見据えて英語及び中国語で対応
6月14日(火)から開始された当試験においては、小田急線新宿駅西口構内の地上改札口付近に「新宿駅西口宅配カウンター」を設置している。主なサービスとしては当宅配センターを基点とした宅配サービス、及び手荷物の一時預かりの2点となる。増加を続ける訪日外国人旅行者からの利用も視野に入れており、英語および中国語での対応が可能。国土交通省より「手ぶら観光」のサービス拠点として認定を受けた。
サービス詳細
宅配サービスにおいては、11時までに受け付けた荷物については利用者の宿泊先ホテルや羽田空港、成田空港へ当日中(16時以降)に配送を実施する(成田空港は17時以降)。又、新宿エリアの一部ホテルにおいては、当日18時までの受付で、20時までに届けることが可能となっている。尚、手荷物一時預かりサービスにおいては、8時から21時までの営業時間内であれば利用可能で、荷物の受付は20時までとなっている。宅配サービスは手荷物の大きさや重量で料金が変わるが、3辺合計140cmまでで重さが20kgまでのスーツケースの場合、各ホテルまでが1,566円、羽田空港までが2,214円、成田空港までが2,322円となっている。又、手荷物一時預かりは3辺合計が200cmまで、重さ30kgまでの手荷物が800円で預けることが可能。
今後も拡大が期待されるインバウンド市場において、手ぶら観光サービスの拡大によって訪日外国人観光客の利便性が向上することが期待されている。