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外国人延べ宿泊者数統計値 (2016年4-5月)
- 2016/7/4
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- 宿泊, 行政, 観光庁
観光庁は6月30日、2016年4月の延べ宿泊者数第2次速報値、並びに2016年5月の延べ宿泊者数第1次速報値を発表した。 ※前年同月比を算出する際の2015年の統計データは同日に発表された確定値を参照しております。
※延べ宿泊者数の定義についてはこちらの記事をご覧ください
2016年4-5月の全体の延べ宿泊者数
日本人・外国人全体での2016年4月の延べ宿泊者数は前年同月比+1.7%の3,850万人泊となり、2007年の同調査開始以来、4月としての最高値を更新した。2016年5月は第1次速報値ベースで前年同月比-5.6%の4,052万人泊となっている。
全体 | 日本人 | 外国人 | |
2016年4月 | 3,850 (+1.7%) | 3,150 (+0.0%) | 700 (+10.1%) |
2016年5月 | 4,052 (-5.6%) | 3,474 (-7.0%) | 578 (+3.6%) |
(単位:万人泊)
日本人延べ宿泊者数
2016年4月の日本人延べ宿泊者数は前年同月比と同水準の3,150万人泊となった。ゴールデンウィークの日並びの悪さから、5月よりも4月末の伸びが大きかったと予想される一方、引き続き熊本地震の影響もあり、前年同月比と同水準に落ち着いた。2016年5月の日本人延べ宿泊者数は第1次速報値ベースで前年同月比-7.0%の3,474万人泊となっている。
日本人延べ宿泊者数が全体の延べ宿泊者数に占める割合は引き続き緩やかな減少傾向を維持しており、4月は81.8%と過去最も低い割合となっている。
外国人延べ宿泊者数
2016年4月の外国人延べ宿泊者数は700万人泊となり、前年同月比+10.1%となった。2016年5月の外国人延べ宿泊者数は第1次速報値ベースで前年同月比+3.6%の578万人泊となっている。
前年同月比伸び率の数字を見ると、引き続き増加傾向にはあるものの、伸び率の低下傾向は続いている。2016年5月の前年同月比伸び率は第1次速報値ベースで+3.6%となっている。前年同月比の伸び率が10%を下回るのは2013年の1月以来であり、三大都市圏を中心とした客室単価の上昇や熊本地震の影響が出ていると考えられる。
上昇を続ける外国人延べ宿泊者数が全体に占める割合は4月は約18%となり、2015年7月の過去最高割合を更新した。今後もインバウンド市場が安定した拡大を続けると、訪日外国人の述べ宿泊者数が全体の2割を占める日も近いかもしれない。尚、5月は第1次速報値ベースで約14%となっている。