月桂冠株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:大倉治彦)は、外国人旅行者などインバウンドに対応する英文サイトを新たに公開した。
英文サイトのコンテンツ
3月28日に公開された当英文サイトでは、月桂冠が1637(寛永14)年の創業以来本拠を置く京都伏見をテーマの一つとしている。京都伏見の風土や歴史、更には酒どころとしての成り立ちなどを紹介し、この地での旅を楽しむための情報が揃っている。
構成としては「京都伏見」「月桂冠」「モノと写真で巡る月桂冠の歴史」の3つのテーマを掲げている。トップページには京都伏見を象徴する酒蔵風景、豊臣秀吉が築いた城下町の外濠を航行する十石舟、濠川沿いの桜並木などの画像をメインコンテンツとして全面に出した。スマートフォンなどのモバイル端末にも対応しつつ、英語でのナレーションがついた動画などもコンテンツにラインナップした。
月桂冠のインバウンド対応状況
1982年に開館した資料館「月桂冠大倉記念館」では、2013年度は12万人、2014年度は15万人の来館者があったが、その内、外国人旅行者の割合は約2割に達していた。当館では2013年から館内での展示説明を日本語、英語、中国語繁体字、韓国語の4か国語に対応、更に2014年からはパンフレットも同様に4か国語対応とした。2015年にはWi-Fiも完備し、着々とインバウンド受入環境を構築。更に、国際空港の免税店での清酒販売にも力を入れているという。これらの取り組みが評価され、平成27年度の農林水産省・近畿農政局による「近畿の食とインバウンド優良表彰」で「近畿農政局長賞」を受賞していた。