インコム・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:荒井琢麿)は29日、株式会社富士薬品において「WeChat Payment」の取り扱いを開始すると発表した。
国内最大級のWeChat決済網へ
国内にグループ合計1,200店以上のドラッグストア店舗を構える富士薬品への今回の導入により、インコム・ジャパンによる「WeChat Payment」の取扱い店舗数は3,000店舗を超え、国内最大級のWeChat決済網となる見込み。これまで「WeChat Payment」の決済には店舗に別途専用端末を設置することが一般的であったが、同社はPOSレジで支払が完了した時点で対象のカードを有効化するPOSA技術を活用しており(国内で50,000店舗以上に導入)、これにより最小限のPOSレジ改修のみで「WeChat Payment」決済を導入することができる。
6月は夏のハイシーズンへ向けて、中国からの訪日観光客が増加する時期となる。今回の導入により消費行動が多様化する中国人観光客の多様な利用シーンに対応できることが期待されている。
WeChat Paymentとは
中国発の電子マネー。中国で月間8.49億人以上のアクティブユーザーを誇るSNS「WeChat(微信)」のユーザー向け決済サービス。既に中国国内では、財布を持たずに生活できるといわれるほど浸透しており、あらゆるシーンで「WeChat Payment」が利用されている。トランザクション数は1日5億回超えで、中国国内におけるモバイルペイメントの利用回数として最も多くなっている。