インバウンド誘致にはトライアンドエラーの姿勢が重要 原宿表参道欅会

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訪日外国人を誘致する際「地域一体となって迎える」という視点や姿勢が重要だと言われる。店舗単独で何かを仕掛けるにはリソースが足らなかったり、アピールする魅力が足らないケースもあるからだ。また、地域一体となって訪日外国人にPRし、彼らを迎えるにはやはり業種を越えた連携も不可欠になる。その際に中心的な役割を担いうるのが商店街だ。今回は、日本各地で開催されているインバウンド誘致施策の中でも大規模に展開している原宿表参道欅会(けやき会)のインバウンド担当、中島氏(以下敬称略)にお話を聞いた。

[編]インバウンドナビ編集部 [聞]荒井竜馬

ページ1/3 「インバウンド誘致キャンペーン2016の概要」
ページ2/3 「欅会の概要やこれまでのインバウンド誘致施策」
ページ3/3 「インバウンド誘致にはトライアンドエラーが重要」

 

インバウンド誘致キャンペーン2016の概要

―― 本日はよろしくお願いいたします。欅会様では今まさに大規模なキャンペーンを実施されていますね。まずはこのキャンペーンの概要からお伺いできますでしょうか。 ※キャンペーンは2月21日に終了。

中島:今回のキャンペーン「Tokyo Shopping Week 2016 at Harajuku/Omotesando」は訪日観光振興に取り組むビザ・ワールドワイド様の協力を得て、春節の時期に合わせて2016年1月18日(月)から2月21日(日)まで実施しています。アジア地域からの訪日外国人観光客、特にFIT(海外個人旅行客)層をターゲットとしています。欅会が主体となって実施するインバウンド向けのイベントは年に1回実施しており、今年で4回目となります。

訪日外国人観光客とコンシェルジュ

キャンペーンのコンシェルジュと記念撮影をする外国人観光客

―― このキャンペーンには同エリアの何店舗が参加しているのでしょうか。

中島:240以上の店舗様にご参加いただいています。そのうちの200店舗近くが免税対応店舗となります。

―― かなり大規模なイベントですが、具体的にはどういった施策を実施されていますか。

中島:中心の施策としては、スクラッチキャンペーンがあります。参加全店舗にて1,000円以上(税込)お買い物やお食事をしていただくとスクラッチカードが1枚プレゼントされます。削って当たりが出ると次回のお買い物時に利用できる1,000円のクーポンになる、という仕組みです。当たり券は2,000枚用意してますので、総額200万円分となります。また、Visaカードでお支払いいただくと、スクラッチカードが2枚もらえて、当選確率が2倍となります。

―― 面白いですね。このキャンペーンの目的の一つには、「日本ではクレジットカードが利用しづらい」と考える訪日外国人の考えを変えていく、というものがあるともお聞きしました。

中島:そうなんです。日本ではクレジットカードが利用できるものの、クレジットカードが利用可能なことを示す「アクセプタンスマーク」を店頭に表示していない店舗が多いと思います。Visaが実施した調査では、約8割の訪日外国人の方が表示がある店舗を好み、また約6割の方がカードが利用できない店舗では消費に慎重になる、と回答したということです。そういったこともあり、我々としても「アクセプタンスマーク」の表示を参加店舗様にはお願いしています。

アクセプタンスマークとPOP

キャンペーンのPOPとクレジットカードのアクセプタンスマーク

―― 店舗側としては店舗の雰囲気を大切にしつつ、旅行者にカード利用可能を通知することも考えたお店作りが必要なわけですね。

中島:仰るとおりです。外から見ても分かるように、なるべくエントランス付近にアクセプタンスマークやこのキャンペーンPOPを設置してもらうようにお願いしています。お店の雰囲気を壊さない程度にこれらの設置をお願いしております。

―― 確かに、先ほど取材させていただいた「はせがわ酒店 表参道ヒルズ店」様にはところ狭しと日本酒が並んでいましたが、しっかりとアクセプタンスマークやキャンペーンのPOPが置いてありましたね。

はせがわ酒店店内の様子

白木を基調とした清潔感溢れるはせがわ酒店の店内

表参道ヒルズのはせがわ酒店店頭

はせがわ酒店の店員様の話では、バーカウンターで日本酒のテイスティングを楽しむ外国人観光客も多いとのこと

―― その他のキャンペーンの特徴としてはどのようなものがありますか。

中島:今年は着物を着用した街頭コンシェルジュ(インフォメーションスタッフ)も常駐し、キャンペーンや街についての情報提供にも力をいれています。対応言語は英語と中国語です。コンシェルジュと一緒に写真を撮る観光客の方もたくさんいらっしゃいます。フラッグも含めて、この期間は街中がキャンペーン一色となります。街のいたるところでキャンペーンやフリーWiFi利用の告知を行っています。

次ページ >> 【欅会の概要やこれまでのインバウンド誘致施策】

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