ワタミ株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:清水邦晃)は12日、訪日外国人向けにスマートフォンを使用した決済サービスを、東京都内にある店舗で試験的に導入することを発表した。
今回発表されたのは、 スマートフォンを使用した決済サービス「NIPPON PAY(ニッポン・ペイ)」の試験導入。同社によると、「NIPPON PAY」の国内外食チェーンへの導入は同社が初めてとなる見込み。試験導入されるのは、東京都内にある「和民」の銀座5丁目店、浅草雷門店、新宿東口靖国通り店の3店舗となっており、いずれも訪日外国人に人気のエリアとなっている。
「NIPPON PAY」は中国のスマートフォン決済市場で大きなシェアを持つ決済サービス「WeChat Pay」「Alipay」の両方に対応した決済サービス。 同サービスは利用客がスマートフォンでQRコードを提示し、 店舗側がタブレットなどでこれを読み取ることで決済が完了する仕組み。同サービスの導入により、訪日中国人をはじめとしたインバウンドの決済時の利便性向上を図る。
今後もワタミは居酒屋という日本文化の楽しさを訪日外国人観光客に提供していく。同社の試験導入は6月12日(月)の「和民」銀座5丁目店を皮切りに、3店舗で6月中に順次開始の予定。