<ひとこと>
観光客を誘致する観光資源があまりない地域において、ソフトコンテンツの展開は有力な”観光資源”となりえます。ケースとして最も多いのはスポーツ関連やお祭りなどの伝統的イベントでしょうが、当記事のような新しい体験型イベントも今後の選択肢の一つになると思います。特に、近隣の大都市との連携を果たした上での体験型イベントなどはより一層の集客効果も期待できるのではないでしょうか。
【インナビニュース】
リアル脱出ゲームを手がける株式会社SCRAP(本社: 東京都渋谷区 代表:加藤隆生)は、 急増する訪日外国人に向けた施策としてイベント・ 公演の多言語化を実施する。対応言語は英語、及び中国語( 繁体字)。 更に特設WEBサイトも10月29日付で開設しており、 イベント等の情報発信にも力を入れる。
リアル脱出ゲームは2007年より開催されているイベントで、 これまでに200万人以上の動員実績がある。各施設・ 会場にて出題される「謎」を解き、 脱出することを目的とする体験型エンターテイメント。 国内では17カ所の常設店舗を有しており、 スタジアムや遊園地での開催実績も豊富。 海外においても常設店5店舗を有しており、 2015年2月には米国サンフランシスコジャイアンツのホーム球 場で ある AT&Tパークで、 5000人以上を動員する大規模イベントを開催した。
インバウンド対応イベントの第1弾として東京メトロとのコラボに より開催中の「ナゾトキ街歩きゲーム 地下謎からの招待状 2015」を「TOKYO METRO The Underground Mysteries」として、英語版キッ ト、中国語版(繁体字)キットを11月9日より販売開始した。 また、直営店舗においては、 訪日外国人が多く集まる浅草にて開催中の「Escape from The RED ROOM」、「かくれ鬼の家からの脱出」 の2公演を多言語対応とし、11月10日より開催している。
10月29日に開設したWEB サイト「Real Escape Game in Japan」では、公演情報やチケット情報を発信する。