株式会社チャプターエイト(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高野勇斗)は12日、民泊新法で備付けが義務化される宿泊者名簿を、クラウドで管理する新サービスの導入予約受付を開始したことを発表した。
今回発表されたのは、宿泊者名簿をクラウドで管理する新サービス「ABCチェックイン」の導入予約受付の開始。
同サービスはゲストがチェックイン時、自身の持つモバイル端末QRコードを読み込み、オンライン上で必要な情報を入力。内容がクラウド宿泊名簿に自動送信される仕組みとなっている。
民泊新法ではホストや運営代行業者に対し、宿泊者の氏名や住所、職業などを記載した宿泊者名簿を作成した上で、都道府県知事の要求に応じて名簿を提出することが義務づけられている。これまでは、ホストがゲスト到着時に施設内に滞在する必要があったが、同サービスの活用により、フロントを無人化することが可能になる。また、チェックイン機能だけでなく宿泊料の決済機能やハウスマニュアルのアップロード機能、スマートロックとの連携機能も実装しており、鍵の受渡しや決済、宿泊ルールの周知、外国語対応などのホスト業務の効率化が可能になるという。
チャプターエイトでは、ICTの活用によってホスト業務を遠隔化する「リモート民泊」サービスを手掛けている。2017年5月には日本初の民泊向け無人物販スマホアプリ「Air Buy&Check(ABC)」をリリースしており、今回発表された「ABCチェックイン」はこれに続く第2弾のサービスとなる。同社によると、将来的には両サービスを統合し、民泊ホストの業務効率性をより一層向上させる予定だという。
「ABCチェックイン」は2017年8月にサービスローンチを予定しており、初期費用は無料。月額料金が2,980円(税込)、宿泊費の決済手数料が3.75%と発表されている。同社は「リモート民泊」サービスの開発・運営を通じて、インバウンド消費を支える民泊事業者を支援するとともに、訪日外国人の満足度向上や健全な民泊市場の発展に貢献していく。