「手ぶら観光」の実証調査開始 中部国際空港を利用する訪日外国人向け

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国土交通省中部運輸局は17日、中部国際空港を利用する訪日外国人に向けて、「手ぶら観光」の実証実験を実施する。実施期間は2月19日(金)から3月21日(月)まで。

当実証実験においては、中部国際空港に到着した訪日外国人旅行者はまずはスマートフォン等で所定の専用サイトにアクセスをする。当該サイトで個人情報の登録や帰りの便名などを選択し、登録手続きを行う。すると、これら情報が含まれたQRコードが発行される。このQRコードが重要で、手ぶら観光時のパスのような存在になる。その後、名古屋市内の調査協力店舗にて商品を購入する際、店舗に設置された端末機に独自のQRコードをかざす。そして空港で荷物をピックアップする際にも同様にQRコードを提示すると、街中で買った商品を受け取れるという流れだ。

この仕組みを利用するには街中でQRコードを提示する必要があるので、基本的にはスマートフォンやタブレットが最も利便性が高いが、スマートフォンを持っていない方のためにQRコードを印刷したプラスチックカードのようなものを提供することも可能だという。

この実証実験では、訪日外国人旅行者の移動負担軽減やコインロッカー不足問題の緩和などが狙いとなる。尚、当実証実験では国土交通省中部運輸局が企画・設計を担当し、システム開発をヤマトシステム開発株式会社が、商品の配送をヤマト運輸株式会社が担当する。協力店舗には名古屋三越栄店、ビックカメラ名古屋駅西店、ドンキホーテ名古屋栄店などが参加している。

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オリジナルロゴマーク (プレスリリースより)

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