一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川裕己)の推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトは10日、都内の庭園で訪日外国人向けに和傘の無料貸し出しを行うことを発表した。
「熱中症ゼロへ」プロジェクトは、熱中症にかかる人を減らし、熱中症により死亡するひとをゼロにすることを目指して一般財団法人日本気象協会が推進するプロジェクト。今回発表されたのは、同プロジェクト協力団体である東京都公園協会の協力のもと、都内の文化財指定庭園8カ所にて、訪日観光客向けに日傘として使用できる和傘の無料貸し出しを行うというもの。この取り組みでは、訪日外国人に和傘を使って熱中症対策の重要さを訴えるとともに、日本文化を感じてもらうことを目的としている。
この企画は2017年7月21日から9月18日まで実施予定。実施場所は浜離宮恩賜庭園(東京都中央区)、旧芝離宮恩賜庭園(東京都港区)、小石川後楽園(東京都文京区)、六義園(東京都文京区)、向島百花園(東京都墨田区)、清澄庭園(東京都江東区)、旧古河庭園(東京都北区)、殿ヶ谷戸庭園(東京都国分寺市)の8カ所で晴天時のみ9時から17時まで間に貸し出される。「熱中症ゼロへ」プロジェクトは、本取り組みを通じて、より多くの観光客へ向けた熱中症予防の呼びかけを行っていく。