2015年3月にグランドオープンを完了し、入場者数が好調な姫路城が来月からクレジットカードでの決済を導入する。当初はVISAとMaster Cardに対応する。訪日外国人観光客の利便性も向上しそうだ。
姫路城の2015年12月末時点での2015年度来場者数総数(2015年4月~12月)は232万8,000人で、前年度通年(2014年4月~2015年3月)の91万8,600人を大きく上回る。2016年3月末の着地地点では実に3倍程度になる勢いで、グランドオープン後の伸びが著しい。外国人観光客数は2015年度が23万5400人で、全体の約1割を占める。前年度の外国人観光客数は8万3,300人程度なので、2015年12月末の時点で既に前年度の3倍程度に達している。
城内の言語対応も加速させており、パンフレットについては現在は日本語、英語、中国語繁体字・簡体字、韓国語、フランス語の合計5ヶ国語に対応している。今後、順次拡大していくという。尚、スマートフォンなどで楽しむことができる、ARを活用するアプリ「姫路城大発見アプリ」は現時点では日本語と英語のみに対応。幅広い年齢層に気軽に使ってもらえるパンフレットから多言語化を進めていくという。姫路城では今後も外国人観光客を含め、来場者の利便性向上に努めていくという。