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外国人延べ宿泊者数統計値 (2016年6-7月)
- 2016/9/1
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- 宿泊, 行政, 観光庁
観光庁は8月31日、2016年6月分の延べ宿泊者数第2次速報値、並びに2016年7月分の延べ宿泊者数第1次速報値を発表した。インバウンド需要の追い風もあり、九州地方における延べ宿泊者数の力強い回復が確認される統計データとなっている。
※延べ宿泊者数の定義についてはこちらの記事をご覧ください
2016年6-7月の全体の延べ宿泊者数
日本人・外国人全体での2016年6月の延べ宿泊者数(第2次速報値)は前年同月比1.2%減の3,700万人泊となった。2016年7月分は第1次速報値ベースで前年同月比2.2%増の4,579万人泊となり、7月としての過去最高を更新している。
全体 | 日本人 | 外国人 | |
2016年6月 | 3,700 (-1.2%) | 3,117 (-2.9%) | 583 (+9.0%) |
2016年7月 | 4,579 (+2.2%) | 3,853 (+0.4%) | 726 (+13.2%) |
(単位:万人泊)
地域別では、熊本地震の影響が懸念されていた九州地方における全体の延べ宿泊者数に力強い戻りが確認されており、前年同月比の数字をみてみると、5月:-18.4%、6月:-7.7%、7月:-0.6%(第1次速報値)となっている。次回発表分の統計データにも注目が集まりそうだ。
5月 | 6月 | 7月 | |
九州地方の前年同月比 | -18.4% | -7.7% | -0.6% |
日本人延べ宿泊者数
2016年6月の日本人延べ宿泊者数は前年同月比2.9%減の3,117万人泊となり、2016年7月の日本人延べ宿泊者数は第1次速報値ベースで前年同月比0.4%増の3,853万人泊となっている。
日本人延べ宿泊者数が全体の延べ宿泊者数に占める割合は6月は84.2%となっている。7月も第1次速報値ベースではあるが84.2%となっており、引き続き80%台半ばの数字が維持されている。
外国人延べ宿泊者数
2016年6月の外国人延べ宿泊者数は前年同月比9.0%増の583万人泊となり、7月の外国人延べ宿泊者数は第1次速報値ベースで前年同月比13.2%増の726万人泊となっている。第1次速報値ベースではあるものの過去最高の数字となっており、インバウンド市場の継続した拡大を裏付ける統計データとなっている。
前年同月比伸び率の数字を見ると、6月は9.0%増、7月は13.2増と再び勢いを取り戻しつつある現状が伺える。2015年年間を通じての平均値には及ばないものの、引き続き2桁を超える伸び率が維持されていくのか、注視していきたい。
上昇を続ける外国人延べ宿泊者数が全体に占める割合は6月は約16%となった。7月も第1次速報値ベースで約16%となっており、10%台半ばの割合が維持されている。2016年4月につけた18%台の数字を今後越えてくるのか、注目していきたい。