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- 2016年の訪日クルーズ旅客数が過去最高を更新 国土交通省
国土交通省は2日、2016年通年での訪日クルーズ旅客数の確定値を発表した。
インバウンドは7割増で過去最高を更新
発表資料によると2016年の訪日クルーズ旅客数は199.2万人となった。この数値は2015年の111.6万人に比べて78.5%もの大幅増となっており、過去最高を更新した。尚、日本政府は2020年までに500万人の訪日クルーズ旅客数を目指すことを政府目標と設定している。
国内港湾へのクルーズ船寄港回数も増加
国内港湾へのクルーズ船の寄港回数は、外国船社運航のクルーズ船が1,443回、日本船社運航のクルーズ船が574回で、合計としては過去最多の 2,017回となった。前年から38.7%増加している。国土交通省は、中国からのクルーズ船の寄港増加が今回の増加につながったと分析した。
2016年は国内123の港湾にクルーズ船が寄港したが、港湾別で寄港回数が多かったのは博多港328回(前年259回)、長崎港197回(前年131 回)、那覇港193 回(前年115回)となり、2年連続で博多港が最多、長崎港が2位となった。尚、九州沖縄地域の港がTOP10の内7港を占めている点にも注目が集まる。
今後も政府目標の達成に向けて、訪日クルーズ船の新商品開発や寄港回数の増加が期待される。