京都産業大学は新たに警察実務会話を内容とする英語授業を開講し、京都府警察職員を「科目等履修生」として受け入れる。科目名は「アクティブイングリッシュ(中級)-For Police-」。
これは2月12日に京都産業大学と京都府警察が将来の社会安全を担う優秀な人材を育成することを目的に締結した協定の動きの一環。当協定では国際化の進展に対応できる外国語に堪能な人材などの育成も視野に含まれている。京都産業大学としても学生が現役の警察職員と接することができるため、勉学意欲向上や将来におけるキャリア形成の一助にもなると期待している。
京都産業大学の大城光正学長は「今回の協定により、優秀な人材を警察、司法の場に送り込み、社会の負託にこたえられるような人材を一人でも多く輩出したい」と述べ、坂井孝行京都府警察本部長は「高い外国語能力、国際感覚を持った人材を育成したい」と述べた。
尚、2009年より京都産業大学と京都府警察本部は融合教育(フレキシブルカリキュラム)プログラム「司法外国語プログラム」や、法学部専門教育の科目において、警察職員による授業の受講や講義へのゲストスピーカーとしての登壇、更には警察本部や警察署での学生の見学などと、継続的な連携・協力を行ってきた。
京都府警察が大学と人材育成に関する協定を締結するのは今回の動きが初めて。