ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:國廣喜和武)はインバウンド市場に向けて、自動販売機の商品情報を多言語で取得できるアプリケーションの導入を開始する。
商品画像から商品情報を多言語で取得
7月末よりテスト展開を開始するこの新しい取り組みは訪日外国人の利便性向上を目的としている。利用の手順としては、まずは専用のアプリ「SkyDesk Media Switch」(富士ゼロックス株式会社提供)をスマートフォンにインストールする。その後アプリ上での設定を経た上で、自動販売機のダミー商品の正面デザインを撮影することで多言語での商品情報を入手できるという流れ。2回目以降はアプリを立ち上げるとカメラの起動画面になり、すぐに商品の撮影と情報入手が可能になる。尚、今回の取り組みでは英語、中国語簡体字、中国語繁体字、韓国語、日本語の5か国語が対応言語となっている。
自動販売機は日本の文化だが分かりづらさも
ポッカサッポロフード&ビバレッジでは飲料自動販売機が日本固有の文化として訪日外国人の間でも注目されていることを認識しており、利便性向上のために多言語ステッカーを貼るなどの対応を実施してきている。しかし一方で、各商品の商品情報を多言語で伝えることは簡単ではなく、結果として外国人の購入意向に結びついていないと推察していた。こういった背景が今回の取り組みに結びついている。拡大するインバウンド市場において、自動販売機で物珍しさを提供するだけではなく、具体的な商品販売の機会提供と利便性の向上に貢献していく。