アメリカ人によるアメリカ人のための日本酒が登場

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有限会社渡辺酒造店(所在地:岐阜県飛騨市、代表取締役社長:渡邉久憲)はアメリカ人蔵人のブレイズフォード・コディー氏が開発した日本酒を2016年7月より米国に向けて販売する。

コディーの酒

今回発売する日本酒は「純米大吟醸 コディー」「純米吟醸 コディー」「純米酒 酒の忍者」の3種類。「純米吟醸酒 コディー」はアメリカ国旗と日本酒の融合をイメージし他デザインとなっており、「純米酒 酒の忍者」はアメリカで人気のある漢字と忍者を活かした。酒質としては辛口で、軽快なのど越しに仕上がっているという。

コディーの酒inline

プレスリリースより

ブレイズフォード・コディー氏

今回の日本酒を開発したのは、10年間酒造りを日本で学んだアメリカ人蔵人、ブレイズフォード・コディー氏。大学時代に知り合い結婚した妻、雅さんが日本に帰国後、一年遅れて2006年6月に飛騨高山に来日した。渡辺酒造店「蓬莱」の味に惹きつけられ、酒造りを志し、渡辺酒造店に入社した。2011年、コディー氏は社長に直談判し、アメリカ人好みの味とラベルデザインの日本酒を開発することになった。

コディーさん

プレスリリースより

いかに売っていくか

アメリカでは、日本酒の消費量は伸びている。要因の一つには、和食がユネスコ無形文化遺産登録されたこともある。これにより日本食人気が高まり、相まって日本酒も人気となっている。インバウンド市場においても利き酒は人気のコンテンツだ。だが、アメリカ向けの輸出という視点では、中小の酒造メーカーの商品はまだまだ拡大余地はあると同社はみている。販売にあたっては、燗酒での飲み方はまだ広く普及していないため、飲み方と共に提案することで市場の創出に取り組んでいく。

コディー酒

プレスリリースより

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